自著を語る
『コーダの世界──手話の文化と声の文化』
澁谷 智子
1
Shibuya Tomoko
1
1埼玉県立大学(比較文化研究・社会学)
pp.46-54
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101534
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「コーダ」というのは、聞こえない親を持つ聞こえる人を意味する言葉である。本人は聞こえるけれど、聞こえない親の元で手話や視覚的なコミュニケーションを見て育ち、聞こえない人の文化である「ろう文化」に馴染んでいる。コーダのなかには、夢や寝言が手話の人や、手話で思考する人もいる。
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