患者になった旧友との往復書簡―「前略 小生、透析を始めました。」・4

　この1か月の間に，北海道，新潟，福岡，鹿児島に行ってきました．仕事とはいえ，北海道のさわやかな夏の風，新潟の日本海に沈む夕日の雄大さ，荘厳さに感激し，今は鹿児島のホテルでこれを書いています．

　中村さんからの2回目の手紙を読んで，なにか，私の中で言いようのないもやもやとした感情が湧きました．その感情とはどのようなものなのか，また，どうしてそのような感情が湧き起こったのかを考えるためにも，この手紙を書いてみたいと思っています．