巻頭カラー連載 ナースの安全を守るモノがたり⑩
血糖自己測定を安心して行なうための工夫を満載―採血用穿刺器具「ナチュラレットデバイス」と穿刺針「ナチュラレット」
大谷 昌也
1
1アークレイ マーケティング株式会社 学術センター
pp.6-7
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100625
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- 文献概要
従来の穿刺器具の使い方によるリスク
血糖自己測定(以下SMBG)は,予備軍含め1,620万人ともいわれる糖尿病患者にとって,元来自覚症状に乏しい血糖値の変動を適正にコントロールするための指標を与えてくれるツールとして,また適正な療養生活を継続するための動機付けのツールとして,今や糖尿病の診療現場に広く浸透しています.
穿刺痛からの解放および感染の危険からの回避のためには,採血がまったく不要なSMBGが理想であることはいうまでもありません.医療分野における技術革新は日進月歩ですが,このようなSMBG機器は現時点では国内で発売されておらず,糖尿病患者は血糖測定のために米粒程度の量の血液を何らかの方法でしぼり出さねばなりません.多くの場合,繰り返し使用できる穿刺器具と,その穿刺器具専用の使い捨て針との組み合わせで使用されています.
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