器具の使い方
骨髄穿刺針の選び方と使い方
天木 一太
1
1日大萩原内科
pp.893-895
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201826
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骨髄の検査法はSeyfarth(1923年)によつて始められたので,それまでは血液疾患の診断は血液検査だけにたよつていた。白血病の場合の病的な細胞以外,幼若細胞を見ることさえできなかつたわけであるから,血球所見を勉強することも容易ではなかつたろう。Seyfarthの行なつたのは,骨髄の外科的生検に近いもので,普及しなかつたし,くりかえし行なうこともまずできなかつた。
1927年になつてArinkinが胸骨の穿刺吸引法を考案してから,現在のように,いつでも,どこででも,容易に行ないうるようになつた。
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