Japanese
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外科医の工夫
われわれが考案した改良型腹腔穿刺針とその特長
Diagnostic peritoneal lavage by newly designed needle
田中 一郎
1
,
藍田 浩
2
,
守屋 仁布
2
,
生沢 啓芳
2
,
金杉 和男
2
,
山口 晋
2
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
キーワード:
腹腔穿刺
,
腹腔穿刺針
,
腹部外傷
,
急性腹症
Keyword:
腹腔穿刺
,
腹腔穿刺針
,
腹部外傷
,
急性腹症
pp.251-253
発行日 1994年2月20日
Published Date 1994/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901491
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はじめに
近年,腹部超音波検査やCT scanを中心とした画像診断技術の進歩に伴い,急性腹症,腹部外傷(特に腹部臓器損傷)の診断はより正確に行われるようになった.しかし,少量でも腹水がある場合には,より直接的な診断方法として腹水の吸引を行い,検査することが必要な場合がある.
われわれは,臨床上,手術的治療か保存的治療かに迷い,かつ少量の腹水が認められる症例に対し,われわれが考案した改良型腹腔穿刺針を用い,超音波ガイド下に腹腔穿刺を施行したところ臨床上有用であったので,改良型腹腔穿刺針を紹介し,その特長を述べる.
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