特集 ここまでできる! 外来看護―知恵を絞って成果につなげる
継続的・個別的にかかわる外来がん化学療法の看護
瀬畑 善子
1
,
早川 千衣
1
,
佐久間 ゆみ
1
,
町田 明美
1
1神奈川県立がんセンター
pp.975-978
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100540
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はじめに
神奈川県立がんセンター(以下,当センター)は,病床数415床,2003年度の病床利用率93.4%,平均在院日数28.9日,1日平均外来患者数565.9人のがん専門病院である.2002年に地域がん拠点病院の指定を受け,2003年には病院機能評価の認定を受け,外来治療室を整備し,同年4月より,外来での化学療法加算が可能となった.
外来で使用可能な抗癌剤のレジメンの増加,抗癌剤使用時の副作用対策の進歩,患者のQOLの重視などにより,外来がん化学療法の件数は増加傾向にある.2003年度は,1日平均約30件であり,多いときには60件を超えることもある.現在も同等の件数を実施している.
ますます多忙さを増す外来で,安全に個別の看護を提供するための取り組みを紹介する.
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