看護技術の宝箱
―水様便をドレナージする―改良型レクタルチューブの作り方
近藤 あゆみ
1
,
伊藤 祐子
1
1聖路加国際病院救命救急センター
pp.634-637
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100152
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▲安静・安楽を阻害し,肛門周辺の皮膚障害を引き起こす水様便に
▲集中治療室で人工呼吸器をつけた患者さんに,肛門弛緩のある患者さんの看取りの場面で
当院の集中治療室では,入室患者の特性上,患者が水様便を呈することが少なくありません.数日にわたり水様便が排泄されることもしばしばあり,患者へのその影響は重大です.
「膀胱留置カテーテルが尿をバッグへドレナージするように,水様便もドレナージできないだろうか?」もしもこれが可能であれば,便による肛門周囲の汚染や,度重なるケアによる患者の安楽阻害が最小限で済む――.
そこで,エネマチューブを用いた水様便のドレナージ方法を試みました.
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