特別寄稿
産科領域におけるリフレクソロジー
平山 博章
1
1平山レディースクリニック
pp.752-756
発行日 2002年9月25日
Published Date 2002/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903498
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はじめに
私のクリニックにリフレクソロジーを代替療法として導入して4年になりました。当初は妊産婦を対象としていましたが,最近では更年期障害や月経前緊張症など,婦人科にかかっている方々からもリフレクソロジーをしてもらいたいとのリクエストをいただくようになりました。そしてリフレクソロジーを受け,出産をされたみなさまからも,元気な赤ちゃんの写真とともに,感謝のお手紙を多数頂戴しております。はじめはどの程度妊産婦の間で受け入れられるか,少なからず不安があったリフレクソロジーですが,これほどの反響があり,また必要とされるようになるとは,想像もしていませんでした。
リフレクソロジーには,手足の反射ポイントやその周辺部分に手の指で圧力を加えることにより,血行を良くし,循環機能を促進して,人間のからだの中にある癒しの力(自然治癒力)を引き出す効果が期待されています。さらに,リフレクソロジーは「安全で安心」なだけでなく,「いつでも」「どこでも」「だれでも」「道具いらずで」「簡単に」できる療法であることに特長があります。そして何より,この療法の最大のメリットは,からだにくつろぎと快適さを与えてくれる点にあるといえます。
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