Japanese
English
薬剤 Resiburfogenin
産科領域におけるResibufogeninの投与成績
Effects of "Resibufogenin" in obstetrics
助川 幡夫
1
,
吉岡 和之
1
,
滝沢 明祐
1
,
小嶋 貞道
1
,
静谷 晴夫
1
,
秋本 宏
1
,
川島 公明
1
,
日野 侃
1
,
平川 浩一
2
,
田中 勝之助
2
Hatao Sukegawa
1
,
Koichi Hirakawa
2
1賛育会病院産婦人科
2東京医科歯科大学産婦人科学教室
pp.73-77
発行日 1964年1月10日
Published Date 1964/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202969
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I.緒言
Resibufogeninは蟾酥(センソ)から分離されたSteroid, Bufogeninの一種で第1図のごとき構造式を有する物質で,Digitalis等の植物性強心剤と類似しているが,C17の位置に不飽和6員環Lactoneを有すること,C14とC15の間にEpo—xyde結合あり,C3位置にOH基を有している点が他の強心配糖体と異なっている。
最近本物質の有する呼吸,血圧および心臓に対する薬理作用が注目され,ことに呼吸中枢興奮作用については,非常に強力であることが実験的に証明せられ1)2)3),また臨床領域においても,内科領域4)5)6)7),麻酔領域8)で呼吸興奮作用,昇圧作用,心臓に対する作用についてすでに報告され,新しい強力な呼吸興奮強心剤として脚光を浴びるにいたつた。
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