特集 障害児のノーマライゼーション
障害児の療育—小児神経科医の立場から
平澤 恭子
1
1東京女子医科大学乳児行動発達学講座・小児神経科
pp.380-384
発行日 2002年5月25日
Published Date 2002/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902872
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はじめに
本特集のなかで筆者の役割は,障害を持って生まれた児への対応を,小児神経科医の立場から周産期医療・ケアにあたる人に向け基本的なことをまとめることであり,病気を解説するのではなく,考え方を書くようにとの依頼を,企画者の小西行郎教授から受けた。
本稿で私は障害児通園施設の小児神経科医として経験したことを元に,障害児の受容,療育について次の内容についてまとめてみる。①障害児の出生,受容,②障害児の療育とその必要性,③療育の実際,④育児支援のあり方,⑤療育のゴールと社会,である。
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