特集 進化する助産診断
[座談会]助産診断をもっと助産婦のものに
齋藤 益子
1
,
中本 加寿代
2
,
渡辺 久枝
3
,
関島 英子
1
1東邦大学医療短大専攻科
2稲田登戸病院産婦人科病棟
3大森赤十字病院産婦人科病棟
pp.481-486
発行日 2001年6月25日
Published Date 2001/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902662
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齋藤 本日は,「進化する助産診断」という特集のなかで,助産診断をもっと助産婦のものにするためにはどうしたらいいのかということで臨床の方を中心にお集まりいただき,お話をすすめてまいりたいと思います。
助産診断学が平成2年に助産婦教育課程に取り入れられて,約10年になります。この間,相当数の助産婦たちが助産診断を学び,現場に出ており,すでに中堅として活躍されている方々も多いことと存じます。しかし,実践の現場ではなかなか助産診断が定着していないのも事実でして,そういう中で,どうしたら助産診断を臨床に根付かせることができるのかといったあたりを中心に考えていきたいと思います。
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