特別寄稿
最果ての与那国島で議員を務めた産婆さん—玉城喜美代さん聞き書き
松田 良孝
1
1八重山毎日新聞
pp.436-441
発行日 2001年5月25日
Published Date 2001/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902650
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助産婦兼町議会議員
「日本最西端の島」として,今ではすっかり有名になった与那国島も,戦後間もないころは,ご他聞に漏れず,厳しい時代の影を引きずっていた。町役場も議会も例外ではない。
立派とはいえない議場で議事が進んでいたところ,同僚の男性議員が,女性議員の玉城喜美代(たましろ・きみよ)さんに合図している。窓の外から呼んでいる女がいるという。
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