特集 周産期クリニカルパス
新生児クリニカルパス:国立南和歌山病院
新谷 元子
1
,
成川 晴美
1
,
山本 明美
1
1国立南和歌山病院看護部
pp.979-983
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902529
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はじめに
当国立南和歌山病院は,和歌山県下の中核的病院として,地域の救急医療や,高度の総合的診療を提供している。平成10年2月に病院の基本運営方針として,診療の標準化・医療水準の向上を目的にクリニカルパスウェイを導入することが決定された。そして,同年10月から運用を開始している。
産婦人科病棟は45床で,その内訳は,産婦人科37床・小児科3床・内科2床,外科2床・脳外科1床の混合病棟である。平成11年の分娩件数は583件(月平均は48.6件)そのうち100件は帝王切開である。クリニカルパスウェイを使用している新生児数は,平均8.9人/日であった。そして,正常新生児は入院扱い(保険診療)ではないため,母親の入院カルテにパス表を綴っている。異常(バリアンス)の場合は入院扱い(保険診療)とし,新生児用の入院カルテを作成し,それにパス表を綴っている。
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