特別寄稿
子宮脱・子宮下垂に関する実態調査
宮﨑 文子
1
,
草間 朋子
2
1大分県立看護科学大学母性看護学・助産学研究室
2大分県立看護科学大学保健管理学研究室
pp.890-894
発行日 2000年10月25日
Published Date 2000/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902507
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調査目的
高齢化社会を迎え,今まであまり問題にされてこなかった疾患や症状が高齢者のQOLの確保の視点から重要となってきた。子宮脱あるいは子宮下垂(感)もこのような症状の1つであろう。
子宮脱はかなりの不快感を伴うにもかかわらず,生命に直接関係しない障害であり,しかも性器障害であることから,表立って取り上げられることは少なかった。そのため,発生頻度の調査や生活指導面からの予防法についての検討はほとんど行なわれてこなかった。
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