連載 りれー随筆・188
子育で・親育ち
佐藤 和子
pp.548-549
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902433
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私はマラソンランナー
朝5時に聞こえる,生後10か月の次男の泣き声。これが私の長い1日の開始サイレンです。おっぱいをあげてオムツ交換の後,次男を背負ったまま主人の弁当を作り,6時過ぎに送り出します。朝食の準備をしている問に,2歳半の長男が起きて,台所のドアの前で「かあしゃん,だっこ,だっこ」と両手を広げて泣き出します。それ以後,子ども2人が寝つく夜の10時までの我家の状況は,まさに戦場です。
朝起きてから寝るまで,私はまるでマラソンをしているかのようです。気づいてみると,髪はボサボサ,手はガサガサ,肌はボロボロ,今年初めてかかった花粉症で鼻はズルズル。
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