特集 第25回ICMマニラ大会
日本人参加者感想記
自分探しのICM
吉田 敬子
1
1国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院C3西病棟
pp.799-803
発行日 1999年9月25日
Published Date 1999/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902251
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10年後の自分の姿をよく考えます。助産婦になって7年がたち,時の速さを実感する日々です。これから先,周産期で働くか,思春期・更年期に関する仕事をするか,施設を離れて活動するか……。いまだ自分の方向が決められず,自分の助産婦像を模索しています。
ICM大会があることを知ったのは,助産婦学生のときでした。『助産婦雑誌』をめくっていると,前年に神戸で行なわれたICM大会の記事を目にしました。参加記には「話せなくとも熱意が伝わり,一体となる感じがした」「素晴らしい出会いがあった」と書かれており,日本の助産婦が世界の助産婦と肩を並べているスナップ写真がありました。私は「助産婦」というだけで気持ちが通じ合い,一体となれるのか,世界の助産婦が集まるとどのような雰囲気になるものか,と強く興味をかきたてられました。
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