特別寄稿
米国の助産教育・2—ボストン大学公衆衛生学修士課程における助産教育
島田 三恵子
1
1浜松医科大学医学部看護学科
pp.240-244
発行日 1999年3月25日
Published Date 1999/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902132
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
米国での助産教育は,ニューヨークのMCA(Maternity Center Association,1932年開設)の助産婦学校の卒業生を,1955年にコロンビア大学大学院,翌1956年にエール大学大学院,ジョーンズホプキンス大学に送り出し,看護教育卒業後の助産婦教育(Nurse-Midwifery)を開始した1)。その後1965年にユタ大学など各地に広がり,現在では45校ある。
本稿ではその中で唯一,公衆衛生学の修士課程で行なっているボストン大学における助産教育を紹介しながら,母子保健の立場からみた助産教育への示唆を検討したい。
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.