今月のニュース診断
非配偶者間体外受精—問われる実施基準の作りかた
斎藤 有紀子
1
1明治大学法学部(法哲学・生命倫理)
pp.642-643
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901984
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ドナーによる体外受精
夫婦以外の精子・卵子をつかった体外受精が日本で実施された。第三者の精子を使った体外受精は,かつて施設匿名のスクープ報道があったものの,その実態は明らかではなかった。卵子提供による体外受精は,これが初めての報告となる。
また今回は,日本産科婦人科学会(以下,日産婦)の会員医師が,会告違反を知りながら“敢えて”実施したことが波紋を呼んだ。
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