特集 基本・周産期の薬剤
精神疾患のある周産期の患者と薬
富山 三雄
1
1国立精神・神経センター国府台病院精神科
pp.504-507
発行日 1998年6月25日
Published Date 1998/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901954
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はじめに
精神疾患に用いられる薬物を総称して向精神薬といいます。向精神薬には,抗精神病薬,抗不安薬,抗うつ薬,抗躁薬などが含まれます。
これらの向精神薬は容易に胎盤を通過することが知られています。したがって,産科的には向精神薬投与中の患者が妊娠した場合,胎児への向精神薬の影響を考え服薬量を減量することが望ましいことになります。
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