連載 りれー随筆・160
マタニティライフ超体験記
椎葉 美香
1
1川畑産婦人科
pp.80-81
発行日 1998年1月25日
Published Date 1998/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901866
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私が助産婦になって,今年で9年目になります。私が助産婦になったきっかけは,高校の進路決定の時に父が言った,「これからの時代,手に職をもっているほうがいいから,看護婦になったらどうだ!?」という一言でした。小さな頃からお産に興味があった私は,それなら助産婦になろうと思い,看護学校を受験することにしました。
入学はしたものの,看護の世界は厳しく,何度もくじけそうになりました。卒業を前に,進学か就職かを決める段階になった時,「もう実習はこりごり」と思いながらも,やっぱり助産婦への夢は捨て切れず,「あと1年がんばろう」と決意し助産婦学校への進学を決めました。1年間という短い時間内で知識と技術を詰め込んでいくのですから,本当にハードな毎日でしたが,自分の好きなことをしているせいか,楽しくもありました。
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