私と読書
アメリカの出産介助の主役の変遷をたどる—『Catching Babies-The Professionalization of Childbirth,1870-1920』を読んで
新野 由子
pp.1032-1034
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901611
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『Catching Babies』は,1870年から1920年にかけてのアメリカ・ウィスコン州に焦点をあてて“お産介助の主役”が助席婦から産科医へ移っていった経緯を考察した本である。
著者のCharlotte G. Borstは,アラバマ大学バーミンガム校の歴史学の準教授である。彼女のように,違った学問分野から助産婦を研究する人が,日本でも増えることを私は願って本書を紹介したいと思う。
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