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特集 第1回看護研究セミナー
講義
アメリカにおける看護研究の変遷
The Evolution of Research in Nursing in The United States
Rosemary Ellis
pp.294-300
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200311
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はじめに
現在のことを理解するためには過去のことをもう一度振り返ってみる必要がある。ちょうど彼の発達の何かを知っていることが,成長しつつある子どもを理解するのに役だつのと同じように,看護の研究の発達の諸要因というものを知っていることは,たいへん役にたつだろうと思う。
近年,看護における研究と,理論の発達がたいへん目だったものになってきている。アメリカの看護教育者たちや臨床看護婦たちにとってそれは最近ますます関心事となり,また活動の面でも特にそういうものに注意を払うようになってきている。何がこのような発達をもたらしたか,そしてこのように発達する以前の看護というものはいったいどういうものであったか,そしてもう一つ,アメリカ合衆国において看護研究が現在どんな位置にあるかということを知ることは,日本で看護研究に焦点を合わせて従事している看護婦たちにとってもたいへん役にたつことではないかと思う。
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