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痙攣についての研究—1870年
A Study of Conbulsion
John Hughlings Jackson
,
萬年 甫
1
,
原 一之
2
John Hughlings Jackson
1東京医科歯科大学医学部解剖学教室
2東京医科歯科大学医学部
pp.772-792
発行日 1968年10月25日
Published Date 1968/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904544
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痙攣とは単なる一つの症状に過ぎない。そしてそれは神経組織から筋に対して偶発的に過度に異常な"discharge"が起こつていることを意味するに過ぎない。このdischargeはいかなる程度にも起こる。つまり,いかなる病気でも,どんな年齢でも,いかなる環境下でも起こるものである。しかしここでは,私はある種の慢性痙攣発作を記述するにとどめる。慢性痙攣の大多数は次の2種類に分類される2)。
1)発作がほとんど同時に体の両側を冒すもの:これらの例では何らの前兆もないか,あるいは心窩部,もしくはその付近になんらかの感じがするとか,頭部に言葉には現わし得ないような感じがあるとかいうような極めて漠然とした徴候があるかのいずれかである。
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