特別寄稿
ヨーロッパおよび日本における助産婦の「生」へのかかわりの歴史的考察
田母神 裕美
1
,
尾﨑 暢希
1
1日本赤十字看護大学研究科修士課程
pp.1013-1021
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901608
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はじめに
助産婦はどのように「生」にかかわってきたか
「子産み・子育て」は人類の誕生以来営まれてきたが,そこには常に「母と子が命を落とす」ことも隣り合わせに存在してきた。そして,助産婦はその登場以来,人が「生」を受け,また失っていく場面にさまざな形で密接なかかわりをもってきた。
しかし,社会の変化や急速な医療技術の進歩から,「生」を取り巻く複雑な問題が生じており,これらに対する助産婦の視点,見解を明らかにすることが求められている。
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