特集 1か月健診までの赤ちゃんの成長と生活
効果的な産褥家庭訪問の確立に向けて—母親99人の調査から
片桐 麻州美
1
1東京医科歯科大学大学院
pp.826-829
発行日 1996年10月25日
Published Date 1996/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901571
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近年,母児をとりまく状況は出生率の低下,育児情報の氾濫,核家族化などにより大きく変化し,母親は多様な不安を持つことが多い。
また,妊娠・分娩はそのほとんどが医療施設で管理されており,施設分娩は99%を超えている。しかし,施設でのケアは入院中が中心であり,退院後の産褥家庭訪問や継続的な母乳外来を実施している施設は少ない。また,プライマリナーシングを実施している施設も少なく,退院後のケアは十分とは言えない現状である。
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