連載 おニューな地球人・51
遊牧の民
きくち さかえ
pp.516
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901498
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ヒマラヤの山々の裾野に広がるチベット。そこでは今も,ほとんどの赤ちゃんたちが自宅で生まれている。
首都ラサのチベット医学の大きな病院には,婦人科はあっても産科という看板は見あたらない。誕生を自然なものとして,しかも家庭で受け入れるという伝統的な東洋思想が,今もチベット医学の中に息づいているのだ。
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