特集 助産診断—共通概念の探究
助産診断—健康生活診断類型
青木 康子
1
,
大河原 シゲ子
2
,
山崎 トヨ
3
,
吉永 靖子
4
1川崎市立看護短期大学
2東京女子医科大学看護短期大学助産学専攻科
3日本赤十字社助産婦学校
4国立大蔵病院附属看護助産学校助産婦科
pp.820-825
発行日 1995年10月25日
Published Date 1995/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901334
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1989年に保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則に基づく助産婦教育課程が改正され,「助産診断学」が1科目として導入された。それを契機に東京都および近県助産婦教育機関教務主任会では「助産診断」について勉強会を重ね,そのまとめを本誌の47巻10,11号(1993年10,11月号)に[助産診断試論Ⅰ・Ⅱ]として発表した。[助産診断試論Ⅰ・Ⅱ]は,東京都および近県助産婦教育機関教務主任会主催の研修会やそれぞれの助産婦教育機関で活用されるようになったが,いくつかの問題点があげられ,現在の教務主任会で再検討の作業に入っている。一方,試論を発表したメンバーの有志で勉強会を持ち検討を重ねてきた。その結果の一部がまとまったので今回発表させていただくことにした。
発表の内容は,助産診断類型のうちとくに活用しにくいと思われた[健康生活診断類型](下記の表参照)の自己概念,役割,健康認識・健康管理,性,価値,コーピングストレスについて「診断に必要な視点と主な情報」の部分を整理し,より具体的に表現することを試みた。
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