特集 助産診断—共通概念の探究
「それぞれの助産診断再点検」の座談会に出席して
青木 康子
1
,
藤沢 洋子
2
,
竹内 美恵子
3
,
三井 政子
4
1川崎市立看護短期大学看護学科
2大阪府立看護大学看護学部
3徳島大学医療技術短期大学部専攻科
4名古屋市立大学看護短期大学部専攻科
pp.816-819
発行日 1995年10月25日
Published Date 1995/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901333
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助産婦の力を結集して「助産診断学」の確立を
座談会の出席メンバーは,顔なじみというか,学会をはじめさまざまなところで出会うことの多い方々である。しかし,何かをテーマにして議論を行なったのはこの座談会が初めてである。最年長ということもあって,司会というか進行役をつとめさせてもらったが,「助産診断──共通概念の探求」というテーマには程遠い座談会に終始したように感じられ,内心忸怩たるものがある。
その原因の1つは,最近ブームとなっている看護診断と助産診断との関係についてそれぞれに異なった見解があること。つまり,その背景となる看護の概念と助産の概念,看護学と助産学,看護婦と助産婦などの関係や位置づけについての考えに共通することもあれば,かなりの相違もあり,そのことを各自が座談会の中で確認しつつ,助産診断についての共通概念の探求を行なったことによると思われる。
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