特別企画 助産診断試論I
東京都及び近県助産婦教育機関教務主任会(1991年度)
助産診断類型
水谷 喜代子
,
粟飯原 真弓
pp.792-795
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900886
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助産診断類型の考え方
類型とは,広辞苑によれば「ある特徴を共通にしている一群の事物について,その特徴を抽き出して作った型」とある。これまで看護婦も助産婦もそれぞれの看護や助産の概念に従って看護問題を各人各様に分類・類型化し,表現してきている。
ゴードン1)も「歴史的にみても,看護婦はおそらく看護ケア計画をたてる前に,クライエントの健康上の問題についてある水準の理解または概念をもっていただろう。欠けていたのは,診断カテゴリーの名称についての合意である」とし,「こうした状況は,看護婦がとり扱う健康問題を確認し,名づけようとしている現在の国際的な努力によって是正されつつある」と述べている。
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