特集 父親への保健指導とサポート
倉敷中央病院の両親学級・立ち会い分娩の実際と夫の意識変化
小出 晴美
1
,
荒木 佳子
1
,
渡辺 芳美
1
,
高橋 美津子
1
,
浮田 昌彦
1
1倉敷中央病院産科
pp.564-569
発行日 1995年7月25日
Published Date 1995/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901281
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はじめに
核家族化が進んでいる現代では,妊娠・出産・育児における父親(夫)の役割として,妻への身体面や精神面におけるサポートがかなり重要となっている。またメディアの発達により,夫も妻とほぼ同様の情報を得ることができるようになった。そのような時代背景のなかで,全国的に「ラマーズ法」が普及し,夫立ち会い分娩が増加してきた。倉敷中央病院では,1989年から夫立ち会い分娩を取り入れており,それに伴い,夫への準備教育としての両親学級を開催し,現在7年余り経過した。
そこで,当院の両親学級・立ち会い分娩の現状を紹介するとともに,両親学級や立ち会い分娩が,夫の意識にどのような影響を与えているのかを知り,今後の両親学級や立ち会い分娩を見直したいと考え,夫の意識について調査した結果を報告する。
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