特集 体外受精
カウンセリングの重要性
福井 トシ子
1
1杏林大学医学部附属病院産婦人科病棟
pp.189-194
発行日 1994年3月25日
Published Date 1994/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900977
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はじめに
不妊治療の一方法として体外受精・胚移植法が広く行なわれるようになってから10年が経過した。10年間のその技術の進歩はめざましいものがあり,この治療を受けようとする人の数も増加している。多くの文献が,この治療を受けようとしている人々のさまざまな側面について考察している。
しかし,私たち看護者は「産みたいが産めない」人々に対してどのようなケアを提供してきただろうか。生殖技術のみがひとり歩きし,後追いしてきたに過ぎない感があることを否定できない。
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