連載 りれー随筆・114
命をみつめて
高橋 富士子
1
1滋賀県立短期大学
pp.166-167
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900969
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法律事務所に勤務していた私が看護の道に進もうと決意したのは,徳永進先生の『死のなかの笑み』(ゆみる出版)を読んだのがきっかけである。そして,新しい命を手にすることができる仕事に魅力を感じ,助産婦の道を選んだ。臨床では,新しい命に出会うたびに,人間は誰でもこんなに無垢だったのだと,自分自身の生き方を改めて考えさせられていた。
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