特集 第23回ICM大会
大会印象記
助産婦の熱い想いは世界共通
安心院 祐子
1
1お茶の水女子大学,黄助産院
pp.813-816
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900891
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助産婦同士の交流はバンクーバーに着く前から
3年前の神戸のICM大会の会場では,次のカナダでの第23回ICM大会の案内を「参加できたらいいけどな」くらいの気持ちで眺めていたものだったが,今回カナダ行きが決まった時には,私は新たな出会いと学びに大いに期待して,旅の準備をすすめた。かつてアメリカ(ボストン,サンディエゴ),イギリス(ロンドン,ケンブリッジ)の助産婦を訪ねたことがあるので,その友人との再会にも思いをはせ,わくわくした気持ちと共に成田を発った。
サンフランシスコからバンクーバーへと飛行機を乗り換える際,機内持ち込み荷物検査で並んでいる時,「ICM22」のロゴマークのついたバッグを持った人を見つけた。「ああ,このように今助産婦がバンクーバーに集まろうとしているんだ」と思って胸がじんとした。その人はフィリピンの助産婦で,出発の時刻までいろいろ話をすることができた。
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