特別企画 第2回国際ホームバース会議報告
ゲストスピーカーの講演
レイプのような出産
戸田 律子
,
シーラ・キッツィンガー
pp.221-225
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900764
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私には5人の娘がおりますが,みな自宅で出産しました。4人目の子が生まれて6週間目くらいだったでしょうか,朝の5時頃に赤ちゃんに泣かれ目が覚めました。起きて授乳をしていた時,突然お産の喜びが私の全身を包みました。それは溢れるような感覚で,その思いをすぐに書きとめておかなければと思ったのです。そして「出産の経験』という本の第一章を書き始めました。
その本は出産のすばらしい経験や,それが私に与えてくれた多くのことについて書いたものですが,その後,いろいろな国の大勢の女性たちに会い,多くの女性にとって,出産は,私が体験したようなすばらしいものではなかったことを知らされました。
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