特集 思春期相談
「思春期保健相談員」10年のあゆみ
鑓溝 和子
1
1日本家族計画協会・組織部
pp.904-907
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900681
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はじめに
「思春期」ということばが定着して久しい。思春期にある子どもたちは,心身が著しい変化を遂げるときであり,またそれだけに過敏で,時にさまざまな問題を引き起こすことがある。ではその子たちが何らかの疑問や悩みを抱えて相談に来たとき,何らかの問題が生じたとき,どう対処していったらよいのだろうか。
その1つとして,それぞれの専門知識をもった人たち(医師・保健婦・助産婦・教師・ケースワーカーなど)が,この「思春期」を,系統的かつ多角的に学び,各々の場でその専門性を活かしつつ協力(連携)して思春期の子どもたちを観(診)ていこうと,1981(昭和56)年2月,思春期保健相談員を養成するためのセミナー「思春期保健セミナー」が開始された。
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