特集 新カリキュラム助産婦教育の1年(Ⅰ)
新カリキュラムに基づく教育の展開
ゆとりと自主性を育む教育—千葉県医療技術大学校助産学科
土岐 初恵
1
1千葉県医療技術大学校助産学科
pp.608-612
発行日 1991年7月25日
Published Date 1991/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900366
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千葉県医療技術大学校の概要
本校は1971(昭和46)年に保助合同課程としてスタートし,1977(昭和52)年助産婦単独課程となった。その後,社会の変化に対応した変遷を経て,現在は助産婦,保健婦,看護婦(3年,2年課程),理学療法士,作業療法士の6学科を設置する養成所となっている。各学科の学生が共に学習する機会は少ないが,教科外活動などにおいて交流を深めている。
1971(昭和46)年の開設以来,カリキュラムは保助合同課程から助産婦の1年課程になり,今回の新カリキュラムとなった。本助産学科の設立主旨は地域で活動する助産婦を目指していた。そのため旧カリキュラムでは,地域母子保健の時間数増ならびに健康管理論・疫学の科目を加えていた。本校は医療機関から独立しているため,臨床実習は6つの病院に委託し,3名の教員が指導に当たっている。
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