連載 フランス出産事情—変わりゆく出産・助産婦・病院・10
フランスの助産婦④—チーム医療の中の助産婦
舩橋 惠子
1
,
ダニエル・カリカヴリュー
2
1桜美林大学国際学部
2パリ社会科学高等研究院
pp.258-264
発行日 1991年3月25日
Published Date 1991/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900288
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はじめに
今回は,現代のチーム医療の中の助産婦の状況を考える素材として,ダニエル・カリカヴリューさんの博士論文のための準備論文(DANIELECARRICABURU:LA PROFESSION DESAGE-FEMME,1987年10月,Mémoire de DEA de Sociologie, sous la direction de Madame C. HERZLICH, Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales,未刊)から,ひとつの調査研究を紹介したい。ダニエルさんは,パリ社会科学高等研究院の博士課程に在学し,医学・病気・社会科学研究センターに所属する,若い社会学研究者である。筆者が1987-88年にパリ社会科学高等研究院教授エルツリッシュさんのゼミ(医療社会学)に参加していた時,知り合た。彼女の親切に応える意味で,今回のこの小論についてのみ,ダニエルとの共箸という形にしたい。(もらうん,文責は舩橋恵子にある)
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