特集 長期臥床妊婦の看護
切迫流早産妊婦の看護;私のふり返り
関水 幸子
1
1神奈川県立母子保健センター
pp.207-211
発行日 1991年3月25日
Published Date 1991/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900278
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はじめに
かつて,私の受け持ったベトナム人の切迫早産妊婦さんで,2ヵ月余りを床上安静で過ごし,無事出産された方がいました。私にとっては,このような長期に安静を要した妊婦さんの看護は初めての経験であり,その時の看護が適切であったのか,迷いつづけていました。
そうした時,神奈川県立看護教育大学校の母性看護課程で学ぶ機会が持て,私は気掛りになっていたこの時の看護をふり返ることにしました。実習でのテーマを「切迫流早産の看護」に決め,3人の妊婦の看護を経験しました。計4人の方の看護を通して私なりに考えた,長期に安静を要する妊婦の看護について報告したいと思います。
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