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生体肝移植は医療として有効か
牧 智子
pp.820-821
発行日 1990年10月25日
Published Date 1990/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900181
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生体肝移植「第1号」患者
この8月24日,日本で初めて生体肝移植を受けた杉本裕弥ちゃんが死亡した。享年1歳9か月。移植を実施したのは島根医科大学付属病院。同医大第二外科の永末直文助教授らが執刀と術後管理にあたった。
日本では1979年に『角膜及び腎臓の移植に関する法律』が制定され,十分に機能しているかどうかは別として,角膜と腎臓についてそれぞれアイバンクや腎バンクが設けられている。そこで扱っているのは心臓死の死体から摘出した角膜と腎臓である。
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