クローズ・アップ
本領発揮 総合保原中央病院の助産婦たち
本誌
,
八木 保
pp.815
発行日 1990年10月25日
Published Date 1990/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900178
- 有料閲覧
- 文献概要
病院で働く助産婦が,その専門性・主体性を発揮できない理由は何であろうか.ここ総合保原(ほばら)中央病院(福島県伊達郡保原町,佐藤喜一院長)産科では,正常妊娠・分娩は助産婦が,異常妊娠・分娩は医師が担当する.3年前に助産婦外来を開設.それは,医師の下で働くという従来の意識を捨てることから始まった.カルテに自分のサインをする責任の大きさが助産婦自身を成長させ,今では妊産婦の信頼をしっかりと受けとめている.いわば病院の中の助産所──母と子のために,特別なことをしているわけではない.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.