特集 今日の助産婦外来
さらに専門性発揮の助産婦外来に向けて努力中—済生会神奈川県病院の助産婦外来
岩下 美和
1
,
佐々木 美貴子
1
,
澤田 陽子
1
,
長嶋 みゆき
1
,
菊地 きぬ子
1
1恩賜財団済生会神奈川県病院産婦人科病棟
pp.128-135
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901416
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
一人ひとりの助産婦は専門職としての知識・技術を持っているのに,十分発揮できていないということに気がついたのが,私たちが助産婦外来を開設しようとした動機だった。
助産婦の主体業務である助産と保健指導について,私たちは責任者であるべきである。しかし,施設の中で助産婦の活動は主に産後の保健指導が中心である。正常分娩も主体的に行なっているとはいうものの,十分な力量を発揮しているとはいえない。助産婦の主体業務である助産と保健指導をさらに充実させていくことが,助産婦の責任であると私たちは考えた。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.