特集 助産婦外来
妊婦のための助産婦外来をめざして—岩手県立中央病院の助産婦外来
大坂 暢子
1
1岩手県立中央病院産婦人科
pp.136-141
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900744
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はじめに
岩手県立中央病院の助産婦外来は,1970(昭和45)年岩手県立衛生学院助産婦養成課程が開設されるに当たり,主たる臨床実習施設となるのを契機に始められた。以来,正常妊産褥婦,ローリスク妊婦に対しては,すべて助産婦が主体となって今日まで検診,保健指導を行なっている。
医師は,妊娠期の各ターニングポイント,ハイリスク妊産褥婦,異常発生時の診療を行なうというシステムである。すなわち,正常経過をとる妊婦には助産婦が主体となって管理をし,もし異常が発生した場合は産科医師と相談の上,きめの細かい周産期管理を行なうことを目標としてきた。
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