特集 世界の助産婦と母子保健
国際助産婦連盟学術大会
オランダにおける助産婦活動
H. P. Verbrugge
,
M. G. de Boer
,
石田 牧
pp.404-407
発行日 1990年5月25日
Published Date 1990/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900092
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概要
オランダは,ベルギー・西ドイツ・北海に囲まれた3角形の国である。人口は,1,450万人でその約60%が,国土の4分の1を占める海抜0m以下の土地に住んでいる。国の西部の人口密度は1km21,000人を超えている。
1年間の分娩総数は,約18万件であり,増加傾向にあった施設分娩数は,1979年以降,65%前後で安定している。この数字は国際比較をすると低率国に入る。また,1983年に10%を下回った周産期死亡率は,現在も減少しつつある。GP(一般医,general practitioners)による分娩数は減少しているが,産科医による分娩数は増加しており,助産婦によるものは一定している。
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