特集 助産の変遷
数字からみた助産婦活動
pp.52-57
発行日 1956年7月1日
Published Date 1956/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201087
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出生と,助産婦
明治19年,当時衞生局年報によると,助産婦数は,28,957人である.これから考えると,64.5年間に2倍強しか増加していない.これは,助産婦の大多数が開業助産婦で,経営も個人主体のため,経験年数も長く年次の多い割合に増加率は低くなつている.現在では免許所有者数の約6割が就業助産婦数となつており,人口の自然増加数の減少,受胎調節,医師の取扱数の増加等の諸要素から,年々助産婦の取扱う出生数は減少する傾向を示している.
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