連載 りれー随筆・70
私の求める助産婦活動
元木 さち子
1
1島田医院
pp.170-171
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900037
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前回の岡本鈴美さんと,看護の道を共に学んだ衛生短大を卒業後,私は大学病院に勤務しました。そこでの看護婦1年生の経験の中で,診療と看護は対等な位置にあり,協力し合ってこそ良い看護ができることを学びました。やがて,看護の専門性が問われる助産婦になりたいというかねてからの夢が膨らみ,仕事と受験勉強のハードスケジュールを乗り切り,昭和54年,無事助産婦学校に入学ができました。
しかし,希望に胸膨らませて入学した助産婦学校の1年間で,祖母の死と血液疾患の発病という2つの大きな出来事に会い,自己を改めて考えさせられ,悩みました。不安定な心の迷いの中で国家試験を受けた私にとり,合格した時の喜びは人一倍でした。
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