研究・調査・報告
分娩時に座位姿勢を希望した産婦の対応と一考察
島田 啓子
1
,
坂井 明美
1
,
田淵 紀子
1
,
飯田 泰子
2
,
大崎 勝三
3
1金沢大学医療技術短期大学部専攻科
2金沢大学医学部附属病院分娩部
3めぐみクリニック
pp.231-234
発行日 1990年3月25日
Published Date 1990/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900048
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はじめに
一般に,分娩時の産婦の体位は,第1期より仰臥位がとられることが多い。最近は,一部で座位分娩の有用性が検討されており,分娩台を工夫して行なった座位分娩の介助の経験報告も少なくない。当院においても従来より分娩第1期の後半から仰臥位による分娩介助を行なってきたが,今回,分娩経過の進行に伴い座位・立位姿勢が安楽であると希望して分娩に至った産婦を援助する機会を得た。その援助過程を通して,分娩時の産婦の希望する体位と助産婦の対応について検討したので報告する。
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