研究・調査・報告
分娩所要時間に関する一考察
五島 光子
1
,
奥村 益子
1
1岐阜大学医学部附属病院産婦人科
pp.708-714
発行日 1985年8月25日
Published Date 1985/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206706
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はじめに
医療技術が発達した現代においても,分娩は産婦にとって相当な苦痛である。そして,その苦痛をもたらす大きな原因の1つに,分娩所要時間の延長がある。
従来,当科では,平均分娩所要時間および所要時間を左右する因子が不明であったため,経験的なものに頼って,分娩策1期から3期までの看護援助を行なっていた。そのため,ややもすると,"産婦の安楽"という視点に欠けるきらいがあったものと思われる。
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