連載 気功の精神世界・10
内部の神を視る
津村 喬
1
1関西気功協会
pp.80-81
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900018
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胃との対話
胃袋のことを考える,というのはよほど腹のへったときか,胃が痛いというときくらいのものでしょう。つまりは不都合のときだけで,どうもからだというものはままならぬものだということになります。
痛いときには自然に手がそこへいってしまいます。手当て,というのはこの感覚なのでしょう。ただ温まるだけではなしに,「気が通う」というのでしょうか,手が当たっているとホッとする,という気がします。それで胃がくつろいでくると,いかにも「胃と対話をした」「理解しあった」という感じになります。
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