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読者談話室 私の助産婦5年目「産婦こそ主役」を目ざして,他
堀内 登代子
pp.992-994
発行日 1987年11月25日
Published Date 1987/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207269
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私は大阪府下の公立病院に勤務する助産婦です。当院では,年間約1,000例の分娩があり,特に今夏は分娩件数が多くありました。分娩介助をするときにはいつも,厳粛な生命誕生の瞬間を息をつめて見守り,そして元気な産声を聞くたびに,私も産婦とともに歓声をあげてしまいます。
助産婦学校を卒業し,はや5年目に入り,これまでに約300人の生命をこの世に送り出すお手伝いをさせていただきました。この5年間を振り返ってみますと,「お産の形式と妊産婦のお産への意識・姿勢」が5年前と較べて,ずいぶん変化したように思えます。そして助産婦の役割も,多様化した社会のニーズに十分応えていかなければならなくなってきていることに気がつきます。
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