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読者談話室 助産所での心あたたまる分娩/広がる合理化攻撃の波
田中 繁子
pp.452-453
発行日 1987年5月25日
Published Date 1987/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207146
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私の手元に数枚の写真があります。いずれも,助産所で分娩直後に先生が撮って下さった,分娩台上の私達母子の写真です。私は32歳まで独身の助産婦として助産と母性看護にたずさわり,結婚後,34歳と36歳で,2人の男児を出産しました。
34歳の初産ではありましたが,自分自身の出産は助産所でと決めていました。学生時代の助産所実習や,開業の先輩助産婦の話を聞くにっけても,妊娠・出産にっいて深い知識をもっている助産婦こそ,自己管理も含めて,助産所分娩が適切と思っていました。また,施設に働く助産婦の活動にせっなさを感じている頃でもありました。
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